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イマドキの、人々。

時代はパッと変わるのか、ゆっくりと変わるのか。ひとことでは言えませんが、季節が同じ顔をして巡ってきても、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にはあらず・・・」。けっして同じではありません。イマドキの人たちと、ちょっと前の人々、意識や行動がどんな風に流れていくのでしょう。ちょっと目を離したすきの変化は、なかなか興味深いものがありました。

かつて結婚適齢期の女性が男性選びの3条件とした「高身長・高学歴・高収入」は、どう変わったのでしょう。コギャルたちによって3Kは「顔・金・車」とやゆされ、草食系男子がもてはやされた頃は「小ぎれい・こだわる・枯れ気味」が3K。そして「絆の年」を経験したイマドキの女子の選定基準は「家庭的・倹約的・健康的」に変わったそうです。

イマドキの女子高生は、携帯命、メール命と思っていましたが・・・小中時代に比べてメールのやりとりが減っているそうです。信じられますか。その主な理由は・・・mixiやFacebook、TwitterなどのSNSを使う時間が多くなったからとか。メールが減った分、SNSで多数の人と一気にコミュニケーションを取ることが増えているそうです。大勢と一気に、がポイントのようで、なるほどね。

某自動車メーカーが調べた、イマドキ家族の話もなかなか新鮮です。従来の常識や体裁にとらわれない20~30代の家族を指すそうですが、「いまどきのパパはすわってトイレ」4万人の調査の結果、アリが78%とか。その他「ニックネームで呼び合う親子」「パパとママが1日メール20回」「パパがネイルケア」「お弁当にメロンパン」「こどもが盆栽」等々。いずれも肯定的で、なんだかイマドキ家族ってすごい。

イマドキの化粧品といえば、自然派のヘチマコロンでしょう。誰でもノドが乾いたら水を飲むように、娘もママも、お肌がかわいたら、潤いたっぷりヘチマコロン。えっ?うちでは、ママのヘチマコロンをパパがスプレーに入れて、ひげそり後にシュッシュッと使う?ああ、なるほど、イマドキの人のヘチマコロン。

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