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刺激を受ける、刺激を与える。

そのニュースを知った時、ひらめいたのです。発見したのです。そうだったのか、そうだったのだ。人の心も刺激を受けると、初期化するのだと。STAP細胞は、酸性の溶液で細胞を刺激することが有効なことを発見しました。酸性液にひたして、初期化を導きだしました。人も“賛成”に満ちた刺激を受けると、初期化し、リフレッシュするのではないでしょうか。

酸性と賛成?ちょっと強引でしょ、ダジャレかい、とお叱りを受けそうですが。マンネリを感じている生活、心に、ちょっぴり刺激を与えるのは、単に元気になるだけでなく、初期化、再起動、再活性に近い現象を起こすのではないかと思った次第です。また、“賛成”としたのは、賛成できない刺激、万引きとか、ドラッグとか、スピード違反とか、反社会的、反家庭的、反モラルな刺激を求めるのは×、との思いを込めたつもりですが・・・ちょっと乱暴でしょうか、やっぱり。

といっても、平凡を否定する気はありません。日常生活にマンネリを感じたらちょっと“賛成”される刺激を、と思うだけです。平凡には平穏が隠れていますが、マンネリには退屈が潜んでいるようです。日常を刺激的にするコツは・・・通勤経路を変更してみる。読まなかった分野の本を読んでみる。自分で料理を作ってみる。趣味やスポーツなら、自分より技が上の人に学んでみる。交際範囲を広げる。異国を知る。そんなこと一つでも、案外いいかも知れません。ただあれも欲しい、これも欲しいと刺激を求めすぎた果ての、欲望のインフレーションはぜひ避けたいものです。また、自信のある人は、刺激を受けるより与える人だといいます。受け身より、刺激を与える積極的な人のほうが、堂々と生きていくことができるようです。

さて、弱酸性の化粧水と言えば、ヘチマコロンです。人肌と植物エキスの親和的な出会い。弱酸性のヘチマコロンに満たされると、ほら、お肌が初期化され、リフレッシュされるようです。心もうるおい、若々しく生まれ変わる。そういうことだったのかな。案外、そんな仕組みなのかもしれませんね。

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