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もう~いいかい、まあだだよ~。

大波小波のコロナ禍が日常になって。再開したいことは色々ありますが、でも敵もしぶとい。ここは「じっと我慢の大人」です。ワクチン接種も始まり、海外ではマスクなしの外出も始まっています。あとは「時間の問題」です。今できることを、できる範囲で、できるだけ。あせらず、時を見極めましょう。

ところで時間について、ちょっとした発見があったのです。子どもの時、あんなに時間が経つのが遅かったのに、大人になって、時間が経つのが早く感じる理由。それは、子供は「時間を追いかけている」から時の経つのがゆっくりで、大人は「時間に追われている」から時間が経つのが早いんだそうです。時を追いかけているか、追いかけられているか・・・。なんだか理屈っぽいですね。でも「時間」を「仕事」に置き換えて見ると、分かりやすいですよ。仕事は追いかけられるより、追いかけるほうがラクだと。そうなんですね。

またおうち時間が増えて、色々なコンテンツを楽しんでいると思いますが、ひょっとして、「高速再生」や「とばし見」が当たり前になっていませんか。定額のオンライン配信、録画、YouTube等。できるだけ多くをこなす。それは時間の有効利用というより、細切れ化する時間に追い立てられている気がします。時間に追われている。余裕や遊びのためのコンテンツなのに、効率を追いすぎて、余裕や遊びが失われているとしたら、皮肉ですね。まあ、楽しみ方は人それぞれですが。

コロナと時間は意のママにはならないけど、自分の意思は自分の意のママになります。ちょっといいお話を見つけました。南米アンデス地方に伝わる「ハチドリのひとしずく」という話。森が燃えて生きものたちは、我先にと逃げていきました。ハチドリだけは、行ったり来たり、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちはそれを見て「そんなことをして、いったい何になるんだ」と言って笑います。するとハチドリは答えます。「私は、私にできることをしているだけ」。

コロナ禍だからこそ、響きませんか。一滴ずつ、少しずつ、「私は、私にできることをしているだけ」。それはヘチマコロンの想いでもあります。100年以上、時代に流されず、流行に媚びず、自然の恵みに感謝し、その一滴一滴を、ひたすら女性のキレイのために・・・。昭和9年の広告「・・・これこそ近代麗人(みなさま)の歓び ヘチマコロンの一滴に!」私は、私にできることをしているだけ。ヘチマコロンです。

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