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泣いたり、笑ったり、怒ったり。

その4年に一度のスポーツ大イベントでは、嬉しくて悔しくて泣いたり、大きく小さく笑ったりのアスリートだけではなく、観る私たちも、はらはらどきどき、イケイケ、そうだ、と心は躍りました。あの二刀流の野球選手の活躍は、絶賛ショータイム、拍手喝采、スカッとしました。その笑顔力、人間力は、もう泣きそうです。

一方で収まらないのがコロナ危機。進まぬワクチン接種や飲食店いじめ、強いられる不自由な生活に、憤慨したり、あきれたり。何だか、泣いたり、笑ったり、怒ったり、心は沸騰しっぱなし、エンジンふかしっぱなしで、少しも休まらない毎日。ちょっと深呼吸しましょうか。

ところで、泣き・笑いについて、ヘチマコロンと縁のある竹久夢二は、書きました。「いざよいの晩、私は泣きながら生まれた。その時、みんな笑った。死ぬときには、私笑ってゐたいとおもふ。そして、みんなを泣かせてやりたい。」(夢二画集・春の巻より) 夢二の詩は、ちょっと切なくて、何だか心にしみますね。

そして、涙はお肌の美容液と言われます。涙を流すことでストレスを解消し、お肌のコンディションが良くなるそうです。また笑いや笑顔は、お肌の新陳代謝を高めて、美肌作りに効果があるそうです。問題は憤慨、怒りです。これはお肌に悪そうです。アンガーマネジメント、怒りをコントロールして、冷まして、今そこにある感染拡大という危機に、冷静に対処する必要がありそうですね。

「マインドフルネス」という言葉があります。過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、「今、瞬間の気持ち」「今ある身体状況」といった現実をあるがままに知覚して受け入れる心を育む練習のこと。実はグーグルやアップルでは、ストレス低減や集中力向上のために積極的に活用しているそうです。これをバージョンアップ?させたのが「マインド風呂ネス」。何も考えずにお風呂に浸かること。気になることを横に置いて、ぼんやり「無」になり脳を休ませると、副交感神経が優位に働いて、身も心もほぐれます。

お風呂上がりは、ヘチマコロンでしょ。お肌にたっぷり栄養チャージ。しっかり涙を流して、大いに笑って、たっぷりのヘチマコロンで、あっぱれな私。ありのままの、血色のいいおとろえぬ肌には、いつも、いつもの、ヘチマコロン。ほら、お肌が今日も笑っているよ。

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