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お仕事も、“推し”ごとも。

自分にとって“イチオシ”の人や物事などの「推し」に対して、情熱を注ぐ「推し活」を、“推し”ごと、と呼ぶ人もいるそうです。「今日の予定は?」「ゴメン、“推し”ごと」なんて、使い方が出来るからでしょう。好きやファンを超えて、熱中・熱狂的な、推し。その対象も、二次元のアニメや漫画のキャラ、アイドル・スポーツ選手・歴史上の偉人など三次元の人物、さらには鉄道・建造物・動物など人物以外と、幅広いようですね。

推し活は年齢不問。また推しの活動も、会う=握手会やライブ、触れる=グッズやコレクション、染まる=イメージカラーの服で統一、広める=ファン拡大活動、感じる=1人静かに推しへの瞑想など。いやはや推し活は、広くて深い。実は5人に1人が推し活女子で、幸せ、ストレス発散、癒やしなどを求め、90%の人が「人生が変わった」なんて調査もアリ。薄められた時間を生きるより、凝縮された時間を生きたい。私の人生に花束を。こんなご時世、リアルよりSNS等で、会ったり触れたり染まったりできますからね。あなたも「お仕事」に疲れたら、ぜひ「“推し”ごと」を。えっ、もうとっくに・・・。

もう一つ気になる言葉が、「タイパ」。タイムパフォーマンスの略で、コスパが「費用対効果」なら、タイパは「時間対効果」。映画やドラマの倍速視聴とか、楽しくない飲み会は遠慮なく断るとか、無駄な時間の浪費を気にする。しばしば世代間ギャップの話題として紹介されます。読書、音楽、食事、恋愛・・・。日頃の行動を高速化したい。でも効率を上げれば上げるほど、益々忙しくなるようで・・・。そして、推しとタイパ。一見矛盾するように見えます。でもタイパのもうひとつの本質は、「無感動なものには使わない」けど「感動には惜しみなく時間やお金をかける」という意味なら、推しほど「タイパ」のいい消費と満足はないのでしょうね。

そして「ジェンダーレス」の動きも気になります。それは化粧品にも広がっているそうです。旧来の価値観に縛られないけど、web会議の顔映りは気になるとか。性別に関係なく楽しめる化粧品が注目されているようです。でもゴメンね、ヘチマコロンは、100年前から、ジェンダーレスです。女性はもちろん、密かに男性もひげそり後などに使用してきたのです。お肌のケアは、女性だけの愉しみではないゾ。だけど、やっぱり、女性でしょ。がんばる私に花束を。美の花束、ヘチマを捧ぐ!花以上にキレイが続く、私の“いち推し”の化粧水、それはヘチマコロンです。

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