82話
記憶に残る、記録に残る。
特に、スー女(相撲好きの女子)ではないけれど、その若い力士は素直すぎてかっこいいなと思いました。前日ケガをして優勝を諦めかけた時、記録はいいいから記憶に残る相撲を取れ、おまえなら出来る!と言われて奮起、見事に優勝したからです。色紙には「記録より記憶」と書きましたね。記憶に残る相撲で、見事な記録も手に入れたのです。
ところで、記憶は消える、記録は残る、とある文具メーカーは言いました。「記憶より記録」という意図で、悩ましいですね。「「記録より記憶」か「記憶より記録」か、どっちが正解なんだ、と問いたくなりますが、どちらも正しいのかな。「泣く人、笑う人、時は平等に流れる」と詩人が言えば、「時は流れない、それは積み重なる」とウイスキーの会社が言うみたいな・・・。
ただ、SNSの投稿には気をつけましょうね。この記録はまずいか、と削除しても、すでに後の祭りということも。デジタルタトゥーは残り続けますからね。また仕事で腹の立った“あの出来事”は、記憶に止まっていると心身に悪い。忘れる技術も妙手ですが、実はすぐに紙に書いて、破るなりシュレッダーにかけるなりすると、かなり怒りが治まるという実験データがあるそうです。記録を書いて破棄して、記憶にも残らない、一石二鳥。試してみてください。
記録は記録、メモはメモのままだけど、いい記憶はアップデートされるたびに、輝きを増す。輝きを時々すくいだして、自分の未来を照らす光にしたいものです。日記という記録、思い出という記憶、その化学反応も楽しみです。もっとも政治の世界では、記憶力の悪さほど賞賛に値するものはない、と言うそうですけどね。(笑)
お肌がとびきり喜んだ記憶は、きっと遺伝子に刻まれるのでしょう。祖母から母へ、そして子へ。キレイを支える化粧水として記憶とともに受け継がれてきた、ヘチマコロンの記録。ヘチマの水から発明された化粧水。緑の風にはつらつと・・・初夏のいま ひたすらに 美肌によきは ただコロンのみの もつ真価!!自然派の安心で、これからもあなたのお肌に寄り添い続けたい、ヘチマコロンです。